楽天が携帯事業者に!各キャリアの周波数を振り返ってみた![docomo/au/SoftBank]
こんにちは、KOMOです。
総務省が1.7Ghz帯の電波割り当てを認可したことにより、楽天の携帯キャリア参入が決定しましたね。
auも新たに1.7GHz帯の電波割り当ても同時にされたので、各キャリアが現在使用している周波数見ていきましょう!
概要
docomoとSoftBankでは、3GはW-CDMAという規格を使用しています。auの3GはCDMA2000という規格を使用しています。
また、3社ともLTEはFDD-LTEとTD-LTEという規格を使っています。FDD-LTEが一般的に普及しているLTE規格です。
周波数に関する注意事項
SIMフリースマホを購入するときはBandで確認しましょう。
- Band1の「2.1GHz帯」は、「2GHz帯」と表記されることがありあます。
- Band3の「1.7GHz帯」は、世界標準で「1.8GHz帯」と表記されることがあります。
- Band42は、3.4GHz〜3.6GHzの間の周波数帯域を指します。このブログでは、「3.5GHz帯」と表記します。
- SI接頭辞:2.1GHz=2100MHzです。
docomo
LTE
Band42はTD-LTEです。それ以外は、FDD-LTEとなっています。
- Band1(2.1GHz帯)
- Band3(1.7GHz帯)[東名阪地域のみ]
- Band19(800MHz帯)
- Band21(1.5GHz帯)
- Band28(700MHz帯)
- Band42(3.5GHz帯)
3G(W-CDMA)
Band6とBand19は、800MHz帯でFOMAプラスエリアです。ただし、Band19はLTEに使われているため、Band6が重要となるらしいです。
- Band1(2.1GHz帯)
- Band6(800MHz帯)
- Band19(800MHz帯)
au(沖縄セルラー)(UQを含む)
LTE
Bnd42はTD-LTEです。また、Band41はWiMax 2+でTD-LTE互換となっています。それ以外は、FDD-LTEとなっています。
- Band1(2.1GHz帯)
- Band11(1.5GHz帯)
- Band18(800MHz帯)
- Band26(800MHz帯)
- Band28(700MHz帯)
- Band41(2.5GHz帯)[UQ WiMax2+]
- Band42(3.5GHz帯)
3G(CDMA-2000)
- BandClass6(2.1GHz帯)
- BandClass0(800MHz帯)
新たに取得
- Band3(1.7GHz帯)
SoftBank(Y!mobile、WCPを含む)
LTE
Band42はTD-LTEです。また、Band41はAXGP/TD-LTEとなっています。それ以外は、FDD-LTEとなっています。
- Band1(2.1GHz帯)
- Band3(1.7GHz帯)
- Band8(900MHz帯)
- Band11(1.5GHz帯)
- Band28(700MHz帯)
- Band41(2.5GHz帯)[AXGP]
- Band42(3.5GHz帯)
3G(W-CDMA)
- Band1(2.1GHz帯)
- Band8(900MHz帯)
- Band9(1.7GHz帯)
Rakuten
新たに取得
- Band3(1.7GHz帯)
Rakutenは条件付きで認可されました。ITmediaさんより引用するとこんな感じです。
- 既存事業者のネットワークを利用する場合でも、自社でネットワークを構築することが原則であることに留意する
- 基地局の設置場所の確保や工事業者との協力体制の構築に一層務める
- 無線従事者を始めとする必要な技術要員を確実に確保し配置する
- 経営環境の変化に備えて、設備投資や安定したサービス提供に必要な資金の確保と、財務の健全性に留意する
(ITmedia,http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1804/06/news142.html,2018/4/8)
まとめ
3キャリアがこれだけの電波割り当てされている中、Rakutenは1つのバンドのみで、しかも条件付きで勝負に挑むわけですから、つらそうですね。auの3Gはいま販売されている機種の殆どで使えないようになっています。